水曜日は例のアレ。

というわけで、今月は毎週水曜に顔を出しております高架伍拾七。
だってミュージックバカボンドに興味あるひとたちばっかり来るんやもんー。
しかもこういう場所がない限り、出会う機会はもっと少ないであろう、
そんな楽器のミュージシャンたちと、出会いに行ってきました。
こんな場所は、いろんな音楽を知ってみたいあたしにとって、ほんまにありがたい。

ミュージックバカボンド、Flying Malletsさんの回。
女性打楽器アンサンブルグループです。
あきさんこと、アモーレakiさん率いるグループです。

この日は4人編成で、マリンバ1台とパーカッション。
他だと、マリンバ2台とかビブラフォンなどを入れた編成のときもあるらしいです。
実物を見ると、マリンバでかかった!
小学校のときの音楽会なんかで使っていたのだろうけど、
あたしはピアノやオルガンばっかりやってたから、
打楽器とはまったく縁が無く、全然覚えてない。。。
(小学生が使うやつは大きさがちょっと違うのかもしれません)
とにかくその大きなマリンバを、女性3人が叩く姿は、
楽しかったし、可愛かった!!

可愛かった!楽しかった!!

「聴いて楽しい、見て楽しい」がモットーだそうなのですが、
ほんとにその通り、見て楽しい。
あきさんの放つグルーヴに、みんなが応えて、
観客のこちらまで身体でリズムを感じて、自然と揺れてしまう。

マレットの違いで音が変わるので、聴き比べとかしてみたかったし、
マニアックな話とか、もっともっといろいろ聞いてみたいと思いました。
びっくりしたのは、木琴とシロフォンとマリンバの違い。
シロフォンとマリンバをひとくくりに、日本では「木琴」と呼ばれることもあるみたいだけど、
シロフォンが木琴と呼ばれることも多いみたい。
あたしも木琴とマリンバが違うのだと思っていたので、
それはシロフォンとマリンバの違いだったということになる。
さらに言えば、下部に共鳴管が無いのが木琴で、あるのがマリンバだと思ってた自分が恥ずかしい(笑)
さてさて、とにかく、シロフォンとマリンバの違いは、
なんと調律が違うということだった。
しかも倍音の調律だったのだ。
いやもうこれにはびっくりした。
そうだったのかーーーーー!!
だから木琴は甲高い音がしていたのかーーーー!!
シロフォンは1オクターブ(8度)、マリンバは5度の倍音で調律されていたのですー。
へー!へー!へー!へー!

TOZYさんが絶賛推奨する「後片付け」の図も、ビール飲みながら眺めてました(笑)
手際よく、どんどん解体されるマリンバ。
面白かった。

もうなんだか好奇心がむくむくしてしまい、
聞いてみたくてたまらないと、トイレを我慢する子どものようにむずむずしてしまい(笑)
はぁー、たまらんくなってお話させてもらっちゃったよー♪♪
ただのド素人のミーハー(まだこれは許せる)、
そしてちょっと変態みたいになってたー(これはあかんやつ)

メンバーの皆さんが経験してきたマーチングの世界のことも面白かった!!
指揮者がサブを含めて4人くらいおったりするねんて。
マーチングの打楽器には、バッテリーとかフロントピットと呼ばれるパートがあること。
マリンバとかはフロントピットで動かない打楽器パートになるらしい。

おうちでどうやって練習するのかも聞きました。
え、これ、マリンバ、家に持ってるんですか!?みたいな素朴な疑問から(笑)
そりゃまったく音楽をしないひとからすれば、
ピアノが家にあるという環境も「へーすごいねー」状態なのだと思いますが、
ピアノはメジャー楽器すぎて、クラスに何人かはピアノ習ってる子がいたと思うんです。
でもマリンバが家にあるっていう友達は、なかなかお目にかかったことがない。
中学で吹奏楽部だったときの後輩1人(もちろん打楽器パートだった子)しか知らないです。
種類もたくさんあるようで、発売されているメーカーによって大きさが違うとか。
いやもうこれね、大きさが違うとか、大変じゃないっすか!?
だって自宅で練習してるマリンバはこの大きさやのに、
本番で使うマリンバは違うマリンバやから、叩く位置が微妙に違うとか、
マレット(バチ)の持つ位置とか微妙に変えなきゃいけないわけじゃないですか。
しかもマレットを3本とか4本とか持って叩いたりするわけで。
もうなんなん変態やん!(めっちゃええ意味で)って思いました(笑)
面白すぎるー。

打楽器パートのひとは何でもやらなきゃいけないイメージがあります。
マリンバのように鍵盤状になってるメロディー打楽器もあれば、
バチや手で叩くようなリズム打楽器もあるし、ドラムセットになると足まで使う。
きっと人によって、得意・不得意があるんだろうなあと思ったので、
そういうのもメンバーさんに質問させてもらったり。

あたしがちょっと変態的なのかもしれないけど、
こんなに興味津津になれる打楽器の世界は、ロマンでした。

終わってから話の輪の中にお邪魔してしまいすみませんでした。
でもおかげでとっても楽しかったです!!
Flying Malletsの皆さん、どうもありがとうございました!!

あたしの知らない世界。

あたしには絶対できんから、

すごいことのすごさは知りたい。