京都市で最高気温39.8度を記録したこの日、
ヒトの体温よりも熱く、
暑すぎて線路も温度が上昇、レールの歪みが懸念されるということで、
列車が一部運休や遅延するほどの、酷暑。
そんな日の、祇園の夜に、
ライブが決まった瞬間から素敵な夜になる予感しかない、激アツなブッキング。
そしてそれは、確信と事実に変わったのでした。
というわけで、灼熱のSILVER WINGS、ありがとうございましたーーーーー!!!!
好きなひとはホンマに好きやろうなーーーーーとか、
ハマるひとはホンマにハマるやろうなーーーーとか、
なによりも、あたしの好みのツボだらけのミュージシャンたち。
しかもお互いをリスペクトし合えるミュージシャン4組。
あたしが楽しくないはずがない。
ああ、ほんとうに嬉しかったな。
おーやなち。ちゃんから杉野淳子ちゃんへ、
淳子ちゃんからてふてふちゃんへ、
てふちゃんからCheri*へ。
素晴らしいライブと、バトンタッチだったからこそ、
受け取ったものの重さの中に、最後の出番であるプレッシャーも感じたけれど、
それ以上に、音楽を信じる気持ちを強くしてくれた。
ありがとうしかない。
この素敵な夜を作っているのは、演者も、お客様も、お店も、全部、全員で、
それがぜーーーーーんぶ、ひとつの音楽だった。
ああ、ほんとうに幸せだったな。
セットリストは、
01.その先のために(ラフランス曲カバー)
02.太陽
03.夏の陽炎
04.夕凪の音
05.kisuiiki
en.ためいき
でした。
リハ後に、おーやなち。ちゃんと帽子を交換してみた図♪
自分ですら忘れていた言葉を、誰かが覚えてくれていて、
しかもその言葉がそのひとの中でずっと生きてくれていることがある。
きっとそれはCheri*も「いつか誰かにしてもらったこと」で、それは心の財産だったりする。
呪いを吐かずに、祈りを唄って生きていこうと、心を引き締める。
脱線しそうになったら、また、改める。
何度も何度も確かめて、心を引き締め直す。
* * * * *
家に帰って、とあるツイートを見かける。
同じ日に、下北沢で開かれたザ・カスタネッツのライブ、
アンコールで歌われた「だいじょうぶ」という曲を、ちょっぴりお裾分けしてくれる動画だった。
音楽に対する感謝の気持ちに心が満たされていたから、感動しやすくなっていた。
それはすぐに涙となって、溢れて止まらなかった。
めちゃくちゃ素敵なカスタネッツのボーカル、げんさんは舌癌で治療中。
この日、ゲストボーカルを迎えてカスタはライブを敢行した。
ボーカリストの盟友たちが快諾し、その錚々たる顔ぶれは、げんさんの人徳の賜物だと思った。
盟友たちも、ファンも、お店も、カスタのメンバーも、
みんな、誰もかも、想う気持ちは一つになっていた。
げんさんの居場所と、その存在を、みんなで築き上げて、みんなで共有していた。
愛そのものだった。
良き夜の締めくくりに、ほんまにええものを見せてもらった。
頑張ったご褒美かな。
音楽と溶け合って、音楽そのものになりたいと思うほどに、
体温よりも熱く、
恋焦がれ、愛してやまないものが、そばにある。