『謎劇』記念すべき第一弾、「川浪ナミヲ(劇団赤鬼)& Cheri*」×「兵庫図書館」、終了しました!
観てくださった皆さん、どうもありがとうございました!!
Cheri*としても「YouTube配信」そのものが初めてだったのですが、とても楽しかったです!
途中で電波が途切れてしまったらしく、配信をやり直すことになり、申し訳ございませんでした。
最後までお付き合いくださった皆さまには心から感謝いたします。
今回の謎劇、急遽出演が決まりまして、劇団赤鬼の川浪ナミヲさんに誘っていただきました。
朗読の後ろでポロポロ音楽を奏でてほしい、とのこと。
私の出演が決まったのが5日前、朗読の絵本が決定されたのが2日前というスケジュールでしたが、
蓋を開けてみると、Cheri*の曲をフィーチャーしてくださったり、私も朗読に参加させてもらったり、
がっつりナミヲさんとCheri*のコラボという内容になっていました。
とーーーーっても楽しかった!!
アーカイブを見ると、ピアノの音が上がったり下がったりぐわんぐわんとしていて、
電波の影響でいまいち音質が悪かったのかな?という感じ。
視聴中も少しお聞き苦しいところがあったかもしれません。。。ごめんなさい!!
初めての試みだったので、次に活かせるといいなと思いました。
でもとにもかくにも一番大事なのは、画面越しであっても、絵本の朗読を通してその作品の素晴らしさが伝わること!
ナミヲさんも私も、それを意識しながら、画面の向こうの皆さまへ届けようという気持ちで臨みました。
今回は2冊の絵本、どちらもM.B.ゴフスタインという方の絵本を朗読しました。
1作目は「おばあちゃんのはこぶね」
短めのシンプルな絵本なのですが、読むたびに別の言葉に気づきがあってグッときたり、読むほどに奥深さを感じる、素晴らしい作品でした。
ナミヲさんの表現力もさすが素晴らしかった!!
そして2作目は「ゴールディーのお人形」
これは少し長めのお話で朗読も30分ほどありましたが、
ものづくりをしているひとたちにとってはグッとくるお話だったんじゃないかなーと思います。
自分の大切なもの、そして自分が「うつくしい」と思うものへの深い愛情、
自分の感性を否定されてしまったときの悲しみ、自信が持てなくなったときの虚無感、理解してもらえない寂しさ、
そして、自分が守りたいもの、できれば誰かにも同じように大切にしてほしいものに気づき、自分がそれとちゃんと繋がっていることに気づく。
いつかどこかで気づいて出会ってくれるはずの、まだ見ぬ「友だち」のために、
心を込めて、粛々と、良いものを作り続ける、ゴールディーのお話でした。
なんとこの作品ではCheri*も朗読に参加させていただきました!
なので、作品に対する個人的な思い出、思い入れもさらに深くなりました。
「自分なりに向き合ってみる」って、素敵なことだなあ。。。
1作目と2作目の間には、兵庫図書館の館長さんからの解説もありました。
ゴフスタインの作品の根底に流れる人間愛。
当たり前が当たり前じゃなくなった生活が続く、こんなときだからこそ、
身近なもの、当たり前だと思っていたことへの感謝の気持ちや、愛情を確かめ合えたらいいなあと感じる解説でした。
ゴフスタインの素晴らしい作品に出会うことができて、
普段の音楽ライブとは違う体験をさせてもらえて、得るものが多い「謎劇」でした。
この場所をつくってくださった主宰の山本探偵事務所、兵庫図書館、並びに関わってくださった皆さま、
本当にありがとうございました!!
写真の兵庫図書館キャラクターは「としょこちゃん」。
さて、最後には1曲「kisuiiki」を唄わせていただきました。
なんとナミヲさんがギターとコーラスしてくれましたよー!
これもレアなコラボでした。
活動する場所を失った表現者と、来てくれるひとを失った図書館。
そして、
通常、図書館では大声でしゃべったり、もちろん唄ったりなどできない、静かな場所です。
図書館という「静」と、表現者の「動」。
このコラボレーションが、今回の謎劇の目的でした。
最後に唄った「kisuiiki」は、
今回の謎劇の趣旨や、今回のために集まった方々、ゴフスタインの世界観、そして視聴してくださった皆さんに、心から寄り添いたいと願って唄いました。
こんなきっかけが無かったら、出会わなかった者同士だったかもしれない。
でも偶然か必然か、
人生の中の一瞬かもしれないこの時に、すれ違うことができました。
表現世界という汽水域で、それぞれの生き方が交差する。
そのことに心から感謝して。
こういった、ひとの優しさで生まれる文化が、これからも豊かに育っていきますように。